情緒が基準で

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24の日記と生活

年末年始の読書たち、旅と進撃と腐海と

映画も見たけど年末年始に読んだ本と文字が多い漫画を読んでいました。

 

  1. 星の王子さま
  2. バルセロナパリ母娘旅
  3. BRUTUS
  4. 進撃の巨人 33巻
  5. ナウシカ 全巻
  6. little korea book

 

積読リスト第1位だった星の王子さま

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古本を買ってから長い間開いておらず、積読順位第一位だった王子さま、重い腰を上げて読んでみたらなんとまあ一気に読んでしまいました。読みながら、中学生の私じゃ無理だったなと改めて思った。コロナ禍の今だからかもしれないし、25になった今だからかもしれないし、どっちかわからないけど王子さまのことがわかるようなわからないような、不思議でまだ感想が難しい。

王子さまの言葉は全てある子供から聞かされているように感じるし、子供の頃のその感覚はいつの間にか忘れていて思い出すのも難しい。

子供から見たらお金や権利に執着すら大人は奇妙だよね。

一番好きな箇所は王子さまの惑星の花がつぼみから花開くときの表現で、すごく綺麗だった。「花は緑の部屋の中で美しい姿の準備がすっかり済むまでなかなか出てこなかった。」

 


②ちょっとハラハラするバルセロナパリ母娘旅

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作家の銀色夏生さんの娘さんとの旅なんだけど、旅慣れてる方だと思う自分にとっては少し危なっかしくて、旅の途中に必ずある後悔も含めて「これも旅の試練だ....」と後悔しないように旅する姿がちょっと面白い。ちょっとした旅のイライラもちゃんと描かれていて、とてもわかる。長期旅行に一緒に行ける人って結果から限られるもんね。直接話を聞いてるみたい。パリにめちゃめちゃ行きたくなるのわかってて読んだけど、面白かったので行きたい気持ちは面白い気持ちで少し覆わせることができたかも。


③新ジャンル開拓 BRUTUS 世の中が変わる時に読む本

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進撃の巨人の途中までのネタバレあるかも

このBRUTUSに載っているだろう本は絶対自分知らないだろうな....と思ってちゃんと読んだら案の定、紹介されている本の98%がタイトルも知らないし、今までもおそらくこれからも読まないだろう本だったので新しいジャンル開拓という意味で買ってよかった今年初の雑誌。資本主義、ルッキズム、SFなどのジャンルの本が紹介されていて、多和田葉子さんの本が特に気になったのでまた買いに行こうと思う。今は小説を読む気分ではあまりなく、かと言ってビジネス書も読む気になれないのでちょうどよかった。

唯一タイトルも知っていて読んだことある本はなんとまさかの「進撃の巨人」で、本じゃなくて漫画って言う(笑)進撃は「反出生主義」のテーマで紹介されており、ジークの思想なんですよね。そこから心がざわついて進撃の巨人に心を持って行かれた私はめちゃめちゃ進撃の巨人のあの人間の話が大好きで、漫画だけど小説のようだし、アニメも素晴らしくて最近見るたびに毎週泣いている。「人はなぜ争ってしまうのか」をあそこまで丁寧に書いてある漫画ある....?初めは巨人との戦いだったけど途中で人間の戦いになって、アレ?と思って離れてしまった人たちまた戻ってきてください。読むとなぜあの時壁内で争わないといけなかったのかがわかるので....今年の夏に最終巻出るので....

 


④涙しか出ん進撃の巨人 33巻

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と、ここまで進撃の巨人の話をしていてアレですが33巻読みました。なんてことなの、どうしたらいいのかわからない.....あと半年でおわっちゃうとか...終わって欲しいけど終わってほしくない。いま途中の巻からしか持ってないけど全巻揃えることにした。ミカサが「あの時違うこと言ってたら変わったかもしれない」ってところで「🥺🥺🥺🥺」。

32巻の話になるんだけど、エレンが大陸に向けて巨人を動かし始めた時のハンジさんの「死んだ仲間はこんなケチなこと言わないでしょ」ってところは「どんな大層な正義があったとしても、人を殺すのは間違っているんですよ」ってラストに言う秘密の森(韓国ドラマ)のシモクと一緒なんだよねぇはぁ。

全く違うジャンルで、ストーリーも全く違うけど同じ事を主張してるのがとても刺さり、かつ私の好きなものはもしかしたらここに通ずるのか?とすら思える(笑)

32巻以降は今まで進撃の全てのストーリーはこれを描くためだったのね.....ととても泣ける展開。32巻を振り返りながら放送されてるアニメのマガト隊長見るともうダメだよね、涙腺崩壊。生きているうちにこんな良い漫画に出会えるなんて超ラッキーだとひしひし感じてます。諫山創先生、ありがとうございます、というか進撃の巨人の次の作品いつか出すのかな.....それまでは絶対生きていたい....


⑤進撃と同じ香りのするナウシカ 全巻

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漫画版を7巻全部読みました。こちらもなんということなの、映画はほんの一部で全く話は終わってない「ただ腐海がなんとなくおかしい」ってナウシカが気づいたところまでしか描かれてない。漫画履修済みのファンがよく言う「ナウシカもいいけど、クシャナ殿下も良いのよ...」って意味とてもよくわかった。最後はそういうことか...で、全くハッピーでもなんなもなくて、じゃぁこうすれば良いってものも全くなく、完全な絶望で終わるのでその点ではキムジヨンと似ているかも。ただキムジヨンにわずかに残る未来はまだよくできるかも、すらないところ、本当に容赦ない。結局いまのこの世界の環境汚染もナウシカたちの世界と全く同じ方向に進んでるのかもしれない...。

ただちょっと全体的に気になったのはあまりにもナウシカに諸々を背負わせすぎなところ、色々ナウシカに頼りすぎ、、なんだけどこれが宮崎駿さんなんですかね...まあ他のジブリ作品のヒロイン像もそうだもんね。


⑥韓国カフェ巡り little korea book

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カフェ本で韓国から届くの楽しみにしていた...!いつか載っているカフェを巡りたいのは勿論だけど何よりカフェのインテリアがおしゃれでかわいいんだよね、参考になる〜


そして今年もたくさん本を読もう...!📚