情緒が基準で

情緒が基準で

24の日記と生活

「アーモンド」読了*ファンシモクじゃんと思ったけど違った

本屋大賞翻訳賞の「アーモンド」を読了

f:id:umimer:20210309145135j:image

数時間で一気に読んでしまいました。本読むスピードは割と早く、ハリポタ賢者の石を半日で読んでたのでかなり早いと思います。現役中学生の時の話ですが。物心ついた頃からお気に入りの絵本があったので本を読むことはとても好きでした。と、アーモンドと関係ない話をしてしまいましたが、今回はアーモンド、読みましたよ。さすがわたしの周りのarmyは何人か読んでいる人がいます。影響度高すぎる。

アーモンド読む前に読んでいたのが「わたしに無害なひと」や「屋上で会いましょう」だったのでかなりアーモンドが読みやすく感じました。サクサク進んでしまうんですよね。内容も関係あるかもしれませんがこのクセのない読みやすさはさすが本屋大賞だな〜と思いました。展開がわかりやすく、感情やシーンがわかりやすいのと、「わたしに無害なひと」はわたしは読みながら容赦ない現実にぐぐ..となるタイミングが多く、ある種のしんどさもあったので余計にです。

話がずれますが、という前置きをしてまた同じようなことを言うのですが、ここ最近、読んでみたい!と思う本はある種の読みにくさがあり、でもその読みにくさはわたしの知らないところ、知ろうともしていなかったところ、分かってないところだと思うので苦労しながら読んでます。でもそれが楽しく、ある種、苦しみながら読んでいる感じです。アーモンドはそこまで苦しくないですが。

ここからは超自分勝手な感想

あらすじはなんとなく知っていて、読み始めたところ完全に「ファン・シモク(秘密の森というNetflixにある韓ドラの主人公で、幼い頃に受けた手術により感情表現が出来ず、相手の感情もわからない、という設定の主人公。チョ・スンウが演じていてラブです)やないか!!!!」とわたしの中の関西人が暴れました。

「ファン・シモクやん?ファン・シモクやんな?やろ?シモクやん〜ほら〜〜」と思いながら読んでしまったので、シモク....シモクの青年期かこれは....いや幼少期か....と思いながら読んでたけれど途中から「いや違うな、これシモクじゃないねえ、間違ってたなあ」と思いました。彼とシモクは違うんですよね、違う人間なんだよね。でも秘密の森を見た後に読むとわたしと同じ状況になる方いるかもしれません。

 

本屋大賞の本って読みやすさ、面白さとその内容もすごくいいし、もし自分に子供がいたら、というかわたしより若い人たち、学生とかにいつか手に取って欲しいな〜と思います。わたし誰?って感じですね。ラストが苦しくないし、爽やかで未来の見えるラスト、良いですね。そうではないラストももちろん好きだけど、若い人たちには出来れば未来のあるラストを先に読んで欲しいかもしれない。それでわたしが救われたことあるし。アーモンドの感想は以上です。