情緒が基準で

情緒が基準で

24の日記と生活

最近の読書 ver.2

9月〜10月にかけて図書館で本を借りて読むのが自分の中で定着してきました。これまでは「本は買う!買って書籍の経済を動かす!」と思っていたけれど、買ったまま手が伸びない本が多いこと...。ハードカバーを買うのも大事だけど自分が気軽に読みたい環境もないと本を買わなくなるなあと。時間があるのを良いことに地域の図書館へ行ってみたら楽しくてしょうがなかったです。斜め読みでざっと軽く読んでいる本もありますが、読書記録です。

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永遠のおでかけ 益田リミ

淡々と日記のようなエッセイのような夢のようなぼんやりさが少しあって、でも淡々と心地よくて寝る前に読んでいたけれどどんどん読み進めてしまった。益田さんの日常とそれにともなう出来事が丁寧に感情と状況が綴られているのだけど、私は日記をこう言う風には書けないしな、とか思ってしまった。こういうエッセイのような日記のようなものを読みたくてブログをやっているのだなあと思ったりした。

その幸運は偶然ではないんです!

なんの本!?と思うのですが、キャリア関係の本をいくつか読んでいた時に出できた本で気になったので読んでみた。「今の仕事が楽しい・幸せだ」という多くの人のキャリアは元々していた訳ではなくその人の行動や考え方によって手に入れたもので、本人は偶然手に入れたと思っているが実際はそうではなく、本人の行動と、悪い状況をどう捉え、動いたから良いキャリアを手にする幸運が訪れたんだ(意訳)みたいな話でした。ある意味目の前にあることをきちんとこなすってのが大事だよねと認識させられる本。でも事細かく、30までにはこの経験を積んで、35には〜〜の仕事をして、と考えてキャリアを積み上げていくより「なんとなく目の前にあることを前向きに頑張ってみたらこんなところにいた」みたいな方が自分に合っていそうで、気楽でいいなと思えました。「新卒で経験を積み、年収あげる転職を!」みたいなキャリアの考えがあるけど、ある意味流れに任せてみるってのもアリなんだよなーと転職活動中にふわっと心が軽くなれたのがよかった。

人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方 松浦弥太郎

言いたいことはわかるのだけど、現実的にこれができるかは怪しいなあというところ...。というのも都内で20代が暮らすとして、正社員で働いているのに手取りが少なすぎる、というのが現実的にあり、趣味や遊び、自分の経験としての学びに使う余裕がない人の方が多いかもしれない。まあでも仕事とお金についてそもそも理想を言えばさ、という話で割り切って読むのはありかも。

なかなかな今日 アン・トイ

「簡単なことではないけれど大丈夫な人になりたい」っぽい感じの韓国のエッセイ。韓国ってこういうエッセイがかなり豊富でいいよなあと思う。図書館にも数冊あったけど、全然少ないのでこれ読みたいですリクエストだしてもいいかなって気もしている。これも寝る前に少しづつ読むのがいいな〜と思う。

コンジュジ 木崎みつ子

...これはもう、、なんと言いますか。私が何かあれこれ言っていいものか?と思ってしまう。まず読むきっかけになったのが友人の妹ちゃん(大学院生)が「高校の同級生からすごくよかった!!と絶賛おすすめされたから読んでみたんだけど、何がどうなのかわからないから読んでほしい」というお話が回ってきて予約して読んだんですけど、妹ちゃんの同級生が何に響いたのかは不明なんですが、現実と現実逃避からの空想・思い込み(・・?)がぐにゃっと混同していくところの表現、書き分け?がすごいなと思った。でも作家川上未映子さんが「サバイブの果てに辿り着く、こんなに悲しく美しいラストシーンをわたしは他に知らない」と評されたようなんだけど本当にその通りで、私の言葉でどう感想を述べたらいいのか分からない。

現実と現実逃避からの妄想で生きてきた女性の話で、なぜ彼が妄想として現れるのかを考えると終始とても悲しい。そして私なんか(当事者ではない私)が感想を言うのもおこがましいと思ってしまう。でもこれを読んだよと言うだけで良いのかもしれないとも思うし、大々的に読んだぞーーー!と広めるのがよいのかわるいのか、嫌なことを思い出す人もいると思うし、この本でそれが昇華されるならそれもよいと思うし、ただただ「わたしはコンジュジを読んだ」と言うことが良い気がする、と思った本でした。

そこに行けば良いことがあります ク作家

これは、、韓国エッセイの中で1番好きかも。母の本だけど部屋に置いておこうと思う。海外旅行好きにはたまらないと思う。初めて海外旅行に行った時、初めての国に行った時、旅行中のしんどい思い出、お金がない時に行った旅行、そういうのが思い出される。もちろんそんなたくさん行っているわけではないけどわたしの経験の財産として海外に行ったことはかなり大きいから、作家の思うところがとても分かる。行ったことない土地も出てくるけど、この本の中でのストーリーはたとえ国が違っても「異国」の中でみんなが経験した事と大きくは変わらないと思う。その国の人の優しさに触れた時もあれば、怖い思いをしたこともあるし、その時の自分の状況って旅行に反映されるよなとも思うので、読みなが自分の旅行体験記と照らし合わし、それを思い出して懐かしい気持ちになれる。これも夜寝る前に読んだけど良すぎて一晩で読んでしまった。またいつか読みたくなると思うから大事に取っておく。

お金のため方ふやし方 大竹のり子

この本は働き始めてから老後までざっくりとお金に関する内容が網羅されていて、初心者にはいいなーと思えました。ただ老後資金と家を買うのかどうか、住宅ローン云々は30超えてからでいいかなと思っているのでいまのところはパスし、まずは目先の貯金と運用(といっても積み立てNISAとかiDeco投資信託系)をこのままでよいのか、どうしようかなと思ってそこら辺を重点的に読んでみました。あと社会人になって数年、わたしはもう先取り貯金しか無理(予算訳け、無理)と悟ったのでいかに先取り貯金の割合を増やしていくか(直近3年間は)につきそうです。あともし今より還元率が良いものがあればクレカを考えたいところ。楽天カードメインだけど貯蓄用口座まで考えるとSBI証券も気になるし、リクルートのクレカ、イオンもあり...?イオン系列ヘビーユーザーだし、と色々考えてしまう。引っ越ししない限りは基本イオン系列スーパーなので。

休職してよかったことの1つに、もっと現金貯金しておけばよかったな、とか、医療保険とか、先取り貯金のうちの投資の割合はどのくらいがよさそうか、最低限これだけお金があれば気持ちをほどよく保ちつつ生きていけるな、とかがわかったのはよかった。休職前はたぶんストレスでネットとか出かけた先で気軽にたくさん買い物していたけど、休職してからぱたっと特に楽天ラソンを走らなくなった・・・笑 あんなに毎月のように楽天で買っていたけどなんだったのだろうと思う。ここ数ヶ月は月1程ポチる感じで父の誕生日、プロテイン、いつもの化粧水、貼るお灸くらいの購入、どれも全部必要なもので。また仕事を始めても必要なものだけはきちんと良いものを買い、無駄な買い物をもっと減らして行こうと思う。

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